甘いものを食べるメリット

心と体の疲れを癒してくれる

肉体的に疲れたときや精神的なストレスが溜まったときに、甘いものが食べたくなるという方は多いのではないでしょうか。その願望は理にかなっており、甘いものを食べると心身の疲労で著しく低下した血糖値が上昇し、ブドウ糖が全身に素早く供給されて元気になれます。糖分はエネルギー補給のために必要不可欠な栄養素ですが、高カロリーで太りやすく糖尿病のリスクファクターになるというネガティブなイメージがつきまとうため、健康志向の方やダイエッターは避けてしまいがちです。しかし、血糖値が下がるとエネルギー不足に陥り心と体の健康を保てなくなってしまいますので、適度な糖分補給は必要です。ストレス解消効果や疲労回復効果が得られるからといって、過剰に摂取するのはご法度です。

脳がリラックスして安眠効果も期待できる

疲れているのに目が冴えてしまいなかなか寝付けない、熟睡できず夜中に何度も目が覚める、朝スッキリと目覚められず前日の疲れが残っているような気がするなどの睡眠にまつわる悩みも、甘いものを食べることで解消できるかもしれません。甘いものに含まれる砂糖は脳に好影響をもたらす食品であり、摂取するとセロトニンという脳の神経伝達物質が生成されます。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれるもので、生成が促されることで脳がリラックス状態になります。副交感神経が優位になり不安感や緊張感が和らぎますので、睡眠導入もスムーズになり安眠につながります。夜眠れなくなったり眠りが浅くなる原因は自律神経のバランスの乱れで、自律神経のバランスの乱れは交感神経が優位になることで起こります。甘いものを食べて副交感神経優位な状態を作り、睡眠の質を向上させてストレスを解消させましょう。